スワップポイント運用【南アフリカランド円】

値動きはあるが幅は安定【南アフリカランド】

南アフリカの通貨「南アフリカランド(ZAR)」は、政策金利3.5%(2020年7月調べ)です。

長期投資向けの高金利通貨のひとつなんですよ♪

日本の金利はマイナスですから3%以上の金利差があります。

ここでは、そんな南アフリカランド円でのスワップポイント運用方法をご紹介しています。

南アフリカランドの投資に興味のある方は、是非ご参考にしてみてくださいね!

スワップポイントとは?
2国間の金利差調整分としてもらえる利益のことで、日本円のような低金利通貨でメキシコペソのような高金利通貨を買うと、その金利差を金融機関(FX取り扱い業者など)より毎日還元してくれるのです。
長期投資に向く高金利通貨のなかでも人気があるものは、この南アフリカランドのほか、メキシコペソやトルコリラなどがあります。

それぞれの金利は時期によって上下しますが、日本円(マイナス0.1%)や米国ドル(0.25%周辺)と比較すると、これらの通貨は金利が高くとても魅力的です。

その中でも南アフリカランドの政策金利はなんと3.5%(2020年7月調べ)と、米ドルの14倍近い高金利になっています。

FXのスワップポイント運用でも大注目の通貨なんですよ♪

少ない資金で取引できる

通貨ペア レート 1Lotあたりに必要な証拠金
南アフリカランド/円 6円 2,400円
米ドル/円 106円 42,400円
豪ドル/円 76円 30,400円

【10万円の証拠金で運用した場合】

通貨ペア(円) 保有数(Lot) 1Lotあたりの買スワップ 1日あたりの買スワップ 年間買スワップ
南アフリカランド 41.7 8円 334円 121,910円
米ドル 2.4 9円 22円 8,030円
豪ドル 3.3 8円 26円 9,490円

(2020年9月調べ )

南アフリカ共和国ってどんな国?

南アフリカ共和国の基本情報

南アフリカ 地図南アフリカ共和国は、イギリス連邦加盟国で、アフリカ大陸最南端に位置する共和制国家です。

有色人種に対する人種差別で知られていましたが、今では民主化が進みアフリカ大陸でも群を抜いた経済大国に発展しました。

南アフリカは、鉱物資源に恵まれており、金に関しては世界一の産出国で、豊富な天然資源を有する資源大国です。

金の価格と通貨の価格に相関性があるので、金の価格が上昇すると南アフリカランドも上昇する傾向にあります。

ケープタウン

南アフリカ共和国は、独特な生態系で知られている、アフリカ大陸の最南端に位置する国です。

クルーガー国立公園は、大型の野生動物が生息しダイナミックなサファリ体験ができるスポットとして、とても人気です。

西ケープ州には、青々としたブドウ畑が広がるステレンボッシュやパール、ビーチや岩の断崖の喜望峰、ガーデンルート沿いの森とラグーン。

そしてケープタウンの町、山頂が平らなテーブル マウンテンなどがあります。

南アフリカの経済情勢

南アフリカのGDP

南アフリカの一人当たりの名目GDP(自国通貨)の推移

南アフリカ GDP

南アフリカランドは、アフリカ大陸の中では比較的に経済が安定的していて、ここ10年間のあいだの金利は7%前後と高い水準で推移しています。

しかし南アフリカランド国債の格付けは、S&PがBB、ムーディーズがBaa3と、けっして高くはありません。

政治的な不透明感が広まり、更なる格下げとなればデフォルトの危険性も否定はできません。

高金利通貨は魅力的ですが、リスク管理を徹底した取引が必要となります。

南アフリカの格付け

南アフリカの世界三大格付け

世界三大格付け会社によるトルコのランク付けは以下のようになっています。

Moody’s S&P Fitch
A3 or A- メキシコ メキシコ
Baa1 or BBB+
Baa2 or BBB 南アフリカ  メキシコ・南アフリカ
Baa3 or BBB- 南アフリカ トルコ
Ba1 or BB+ トルコ
Ba2 or BB トルコ
Ba3 or BB-

格付け会社は、政府が発行する国債や企業の社債の利払いや償還能力について、財務調査などを通して評価しています。

格付けを表す格付け記号は、格付け会社によってやや表記の仕方が異なりますが、基本的には長期格付けはトリプルAが最高位で、トリプルB(同Baa)までが「投資適格」と呼ばれています。

それ以下は「投機的格付け」とされています。以下がいわゆるジャンク級となります。
世界三大格付け会社世界三大格付け会社

南アフリカランドのメリットとデメリット

メリット
  • 政策金利が6.75%と高金利なのでスワップポイントが高い
  • 主要通貨よりも価格が安いので少ない資金で取引できる
  • 値動きが激しい通貨でしたが最近は落ち着いてきている
デメリット
  • 主要国の通貨に比べて流動性が低いため急激な価格変動となることがある
  • 政治的な不透明感が広まり格下げとなればデフォルトの危険性も否定できない
  • 南アフリカ周辺国の紛争などで難民問題が発生する可能性がある

南アフリカランド円スワップ比較

各FX会社のスワップポイント

FX会社 スワップ スプレッド
ヒロセ通商 60円 0.8銭
みんなのFX 61円 0.9銭
【セントラル短資FX】 20円 0.9銭
DMM.com証券 80円 1銭

(2020年9月調べ)

スプレッドとは?
スプレッドとは、その通貨ペアの買値と売値の差額で、金融機関(FX取り扱い業者など)にとっては収益となる、取引に伴って発生するコストとなります。

スプレッドが狭いとこんなメリットが!

たとえば、ある金融機関(FX取り扱い業者など)が0.7銭のスプレッドを提示していて、他社は0.4%だった場合、0.3銭の差となります。

1,000ドルでも3円、1万ドルなら30円、10万ドルなら300円といったように、レバレッジを効かせて大きな取引が可能なFXでは軽視できない違いとなってきます。

このようにコストが小さければ小さいほど、短期的な小幅の値動きでも収益を狙いやすくなり、取引回数が増えるほどスプレッドの狭さが有利になります。